犬と猫の地域包括ケアをめざして/18回目:初回セミナー開催レポート

📅 2026年8月3日(月)|第18回 デザインスプリント/第1回ケアマネセミナー開催

この回のポイント

  • 構想から約半年、初回セミナーを実際に開催
  • テーマ:「犬と猫の緩和ケア ~いつかの前に知っておきたいおうちケア~」
  • 飼い主が自分ごととして話せる対話型の場が自然に生まれた
  • 無料ケアプランへの流れも実際に試し、導線の手ごたえを確認

前回(第17回)で顧客導線を設計してから、いよいよ実証の場が訪れました。2026年8月3日、犬と猫のケアマネプロジェクト第1回セミナーを、有限の一本にて開催しました。

テーマは「犬と猫の緩和ケア ~いつかの前に知っておきたいおうちケア~」。終末期を迎えるずっと前から、自宅でできるケアを知っておく。そのための最初の一歩を届ける場として設計しました。

初回セミナーの様子:参加者が資料を見ながら論議
第1回セミナーの様子。資料を手に、対話を中心に進めました。

小さなカフェで、対話が生まれた

参加者はテーブルを囲んで着席し、資料を手にしながら話を聞きました。画面には今日のテーマが表示され、講義というよりも一緒に考える場に近い雰囲気でした。

飼い主が自分のペットの状況を話し始めると、参加者同士で自然と共感が生まれました。「うちの子もそうだった」「それ、どうすればよかったの」という声が出てくる場面もあり、情報を届けるだけでなく話せる場としての価値を実感しました。

初回セミナーの会場の様子
和やかな雰囲気のなか、セミナーが進みました。

導線を実際に試す

今回は、第17回で設計した「セミナー→無料ケアプラン→有料相談」の顧客導線を実際の参加者に試す機会にもなりました。

セミナーの場で公式LINEを案内し、無料ケアプランへの誘導を行いました。その場でスマートフォンの操作をサポートしながら進めるケースもあり、準備した導線がおおむね機能することを確認できました。同時に、説明の順番や言葉の選び方など、改善の余地も見えてきました。

ファシリテーターとして感じたこと

構想段階では「サービスとして成立するか」を考えていましたが、実際に場を持つと問いが変わります。

「この人に、次も来てもらえるか」

1回の場で完結するのではなく、継続的な関係をどう築くか。セミナーは入口であり、参加者が「また話したい」と感じる体験を積み重ねることが、事業の根幹になると感じました。

次回に向けて

初回セミナーを終え、次のステップとして以下のテーマを議論していきます。

  • アップセル戦略:無料ケアプランを体験した方に、有料相談をどう案内するか。価格設計と提案タイミングを具体化する
  • 地域パートナーづくり:動物病院・ペット関連事業者との連携をどう設計するか。紹介・協力関係の形を整理する
  • ビジネスとしてつながる方法:パートナーと参加者がそれぞれにとって価値のある形で関係を結ぶ仕組みを考える

ケアの場を届けることと、継続できる事業であること。その両立を、次の回から本格的に議論します。


新規事業のチームづくりや会議設計でお困りの方へ

aundでは、新規事業チームの「場の設計」と「議論の構造化」を支援するファシリテーションサービスを提供しています。アイデアの壁打ちから、顧客検証の場づくりまで、現場に根ざした支援が可能です。

第17回:セミナーから有料相談へ。顧客体験の導線を具体化する ▶ 第12回:KPTでチームを構築するレトロスペクティブ

この記事を書いた人

栗林 陽

栗林 陽(くりばやし よう)

株式会社aund 代表取締役 / 会議カルチャー改革ファシリテーター

新卒で東芝ソリューション(現・東芝)にて営業・PJ支援を経験後、ジェイテックスマネジメントセンター(現学研グループ)で企業研修の企画・販売に従事。新規事業部門でSaaSプロダクトマネージャーを経て、学研ホールディングス人事戦略室に出向し研修0→1立上げ・人材育成領域を担当。2019年、株式会社aund設立。会議ファシリテーション・組織開発・ワークショップ設計を強みに、現場に根づく変革を支援する。

学びの系譜
  • 2017年|社会起業大学 修了
  • 2019年|慶應MCC 組織開発実践講座 修了
  • 2022年|東京デザインプレックス研究所 UIUX講座 修了
  • 2026年|AI経営寄付講座 受講
  • 2026年|青山学院大学 ワークショップデザイン講座 修了
アドバイザリー実績
  • 2025年6月〜2026年3月|株式会社IKUSA 研修事業アドバイザリー
  • 2026年4月〜現在|株式会社東京チェンソーズ 研修事業アドバイザリー
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