代表メッセージ|第1期を終えて
2月末をもって、株式会社aundの第1期が終了しました。
この一年は、決して順風満帆とは言えませんでした。
当初掲げていた目標には届かず、経営の難しさや自らの未熟さを痛感する場面も数多くありました。
それでも、確かに残ったものがあります。
それは、「何を大切にする会社なのか」という軸が、より鮮明になったことです。
「居ていい場所になる」は、一人では生まれなかった
aundの経営理念である
「居ていい場所になる」
この言葉は、私一人で決めたものではありません。
4人の仲間と、何度も、何度も対話を重ねる中で生まれました。
それぞれの生い立ち。
それぞれが感じてきた孤独や葛藤。
そして、それでも挑戦し続けたいという想い。
「どんな社会をつくりたいのか」
「どんな場があれば、人は本来の力を発揮できるのか」
その問いを、時間をかけて真剣に語り合いました。
意見がぶつかることもありました。
抽象的すぎると言われることもありました。
もっと違う言葉にしようと思ったこともあります。
けれど、最後に残ったのは、
とてもシンプルで、しかし本質的なこの言葉でした。
「居ていい場所になる」
この理念は、仲間との対話の結晶です。
私の大好きな言葉であり誇りです。
だからこそ、私にとっては“借り物”ではなく、“責任”でもあります。
個人の安心が、組織の力になる
「居ていい場所」とは、
ただ優しい場所という意味ではありません。
安心して意見が言える。
失敗しても挑戦を続けられる。
違いを持ったまま存在できる。
そうした心理的な安全性のある環境があってこそ、
人は本来の力を発揮できます。
そして私は、こう信じています。
個人が「ここに居ていい」と感じられる環境をつくることは、
企業や組織の力を高めることにも直結する、と。
なぜなら、
・挑戦する人が増える
・本音の議論が生まれる
・対話が深まり、意思決定が強くなる
・人材が定着し、育ち、循環する
その土壌ができるからです。
組織の競争力は、制度や仕組みだけでは生まれません。
そこにいる一人ひとりが、安心して力を出せる環境があってこそ、持続的な成長が可能になります。
aundがファシリテーションや研修を通じて目指しているのは、まさにその土壌づくりです。
第1期は、種を蒔く一年
第1期は、華やかな成果を誇れる一年ではありませんでした。
けれど、確実に種を蒔きました。
会議の空気が変わる瞬間。
若手社員が初めて自分の言葉で未来を語る瞬間。
マネージャーが部下の可能性を信じ直す瞬間。
その小さな変化の積み重ねが、
やがて企業の文化を変えていく。
私は、その兆しを現場で何度も見てきました。
第2期へ
第2期は、土を耕し続けながら、
より実りを生み出す段階へ進みます。
理念を掲げるだけではなく、
結果として企業の力を高める。
「居ていい場所になる」という思想が、
人材育成・組織開発・会議改革の具体的成果として形になるよう、
より一層磨きをかけていきます。
謙虚に。
しかし、信念を持って。
引き続き、株式会社aundをどうぞよろしくお願いいたします。
株式会社aund
代表取締役
栗林 陽

